出雲路・伊勢路 青学が2冠制す

11月4日(日)、駅伝の真の大学日本一を決める全日本大学駅伝で、青山学院大学が2年ぶり2度目の優勝を果たした。先月にも、出雲駅伝で優勝を果たし、史上初2度目の三冠制覇もそう遠くはないようだ。

本ブログで青山学院大学陸上部を取り上げる理由としては、富津市での合宿を実施し、競技者、市民、合宿所関係者など自分を含め多くの影響を与えており、本ブログ管理人は、富津市を陸上競技の盛んな街だと思っています。

全日本大学駅伝で活躍した青学選手らを紹介します。

1区 小野田勇次
箱根駅伝で山下りを得意とし、往路優勝・東洋大学に逆転した箱根の立役者。全日本では、先頭集団で仕掛けるも、日本学連・関西学院の石井に首位を譲るも、次点でタスキを渡すという、優勝を目指すシナリオは好発進。

2区 橋詰大慧
出雲駅伝で1区を走り、区間賞を獲得した。全日本では、序盤に日本学連に追いつき、東海大・青山学院の三つ巴競争。トラック強豪の東海大が先陣を切り、青山学院も負けずに追走。レース展開は、優勝圏内。

3区 鈴木塁人
1年生から活躍し、大学駅伝三冠制覇へも貢献している。全日本では、3回目の区間賞を狙う東海大・館澤に大きく引き離されるも、青山学院は2位を死守した。優勝のシナリオには、暗雲がかかり始めた。

4区 林奎介
箱根駅伝で初出場ながらも区間新記録を樹立させ、区間賞、MVPを獲得。全日本では、前を走る東海大の背中を追い続け、22秒差まで縮めた。王者としての意地を見せ、シナリオの立て直しを試みる。

5区 吉田祐也
全日本インカレ10000mで日本人トップでフィニッシュし、青山学院の有望な選手です。全日本では、再び東海大の背中を追い続け、6区へは差を維持してタスキ渡しをした。前を追い続けた証に区間賞をとるも、原晋監督の戦略は未だ達成していない。

6区 吉田圭太
東海大との差をジリジリと詰め、レース中に最高4秒まで縮めた。だが、東海大・郡司が、ラストスパートで11秒差まで突き放されるも、区間賞獲得。優勝のシナリオに路線修正を加え、希望の兆しが見える。

7区 森田步希
青山学院の主将。青山学院は猛追し、東海大と並び主将対決。暫く、並走を続けるも、青山学院が仕掛け、独走に。青山学院と東海大の差は1分58秒まで広げるが、区間賞獲得ならず。頼れる主将が、6区の波をさらに乗せる。

8区 梶谷瑠哉
箱根駅伝4区で区間9位と悔しさをバネに弱みを強化してきた。7区森田から余裕のタスキ渡しを受けるも自分との闘いをして、積極的なレースで優勝という大学駅伝日本一の称号を手に入れる。

10月の出雲駅伝で優勝を成し遂げ、11月の全日本大学駅伝を優勝をも果たし、史上初の2度目の三冠制覇の快挙を成そうとしている。

また、青山学院大学のほか、今回切磋琢磨した東海大学をはじめとする大学陸上部、実業団、クラブ、市民ランナーでも富津に訪れ、陸上競技活動をしています。富津市としては、市民をあげ、頑張るランナーを応援してほしいと思います。