''昨シーズンに続き今シーズンも不作に見舞われた江戸前ノリの一大産地、富津市の市役所レストラン『レストランあらたの』で、漁師に親しまれている太巻き『鉄砲巻』を恵方巻に見立てて豊漁を祈願する節分会が開かれた。集まった市職員ら約20人が今年の恵方、北北西に向かい、富津産の新ノリで作った鉄砲巻きを頬張った。
鉄砲巻→醤油で味付けした鰹節が具の太巻。
見た目が鉄砲に似ているのが名前の由来で、富津では漁師の携帯食などとして親しまれている。
鉄砲巻を使った節分会は、ノリの豊漁祈願と、財政難で改革に取り組む市をもり立てようと、市職員の発案で昨年初めて開催。
不作続きのノリ漁の回復を祈り、今年も鉄砲巻の特別ランチランチ60食を用意した。
小泉組合長は「(生産は)良くなってきたが、まだ例年の3、4割ほど。去年は最終的に例年の約7割まで、持ち直したので、それぐらい挽回できれば」と期待''
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富津人でありながら、鉄砲巻きが富津の郷土料理であることを知りました。
クリスマス等の海外イベントが日本に浸透していくなかで、日本独自に行事が薄れて来ています。
このような形での、行事の関わり方も良いですね。
ノリの豊漁と富津の財政再建を祈ります。
記事引用:千葉日報『鉄砲巻でノリ豊漁祈る』